Wolframユーザコンファレンス2012京都

昨日開催されたWolframユーザコンファレンス2012京都に参加してきた。以下感想など。

 ・会場は京都コンピュータ学院にある映画館のような広いルームで、参加者は約60〜70人くらいだったので、会場のキャパと比べてゆったりと座ることができた。
 ・Mathematica=Macという偏見、思い込み(?)を持っていたが、講演者や参加者を見ていると意外にWindowsユーザが多かった。
 ・ウルフラム社の講演はデモ環境がいまいちとか、タイムキーピングができていないとか、マイクを使って話さないので聞こえないなど、リハ不足(参加者への配慮不足)の感じがした。
 ・ウルフラム社からの要望(指示)ということで、全員Mathematicaのスライドショーでプレゼンを行っていたが、フォントが小さくてかつ細かったため、全般的に見にくかった。これはスライドショーの問題というよりも、ウルフラム社が提示したテンプレートの問題だろう。
 ・Wolfram Alphaでは意外にも積分のqueryが一番多く使われているとのこと。またつい2〜3日前に動き出したというiPadでのCDF Playerのデモがあった。これがリリースされたら教科書の電子化に凄く有効だと思う。
 ・神戸大長坂先生によると、「入門Mathematica」の続編の話があるみたいだった。
 ・最後のパネルディスカッションは、参加者の質問にパネラーが答える形式だった。内容はMathematicaの使い方や勉強の仕方などで、各セッションを通してこれが一番興味深かった。

 昨年東京で開催されたコンファレンスは、ウルフラム社からの一方的な説明で終わったそうだが、関西はパワーユーザが多いので今回のようなユーザによる事例発表の形式になったとウルフラム社の方が言われていた。

 今後も定期的に関西でコンファレンスを行ってほしいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Mathematica 8 Home Edition 日本語版

先ほどたまたまサイトを見て初めて気付いたが、いつの間にか日本でも購入できるようになっていた。
英語版$295に対して日本語版はなんと67,000円と約2倍以上の価格である。

どちらにしろPPC Macは動作対象外のため自分にとっては手も足も出ずだが、それでもあのMathematicaが67,000円という安価(?)で買えるというのは驚きである。

Mathematica 7の時にリリースされていればPPCでも使えて12,000円で8にバージョンアップもできたのに...と思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wolfram CDF Player

Mathematica Playerに相当するビューアであるWolfram CDF Playerがようやくリリースされた。

Mac OS X 10.5対応に対応していたのでダウンロードしてみたが、iBook G4 (PowerPC)ではインストールが完了してもCDF Player自体が起動しないようになっていた。

と言うことでMathematica 8でPPCが未サポートになってから嫌な予感がしていたが、 ビューア自体も未サポートとなってしまい、Wolfram Demonstrations Projectさえも今後は見ることのできるものが限られてくると思われる。

早速Mac OS X 10.5+PPC版をリリースするように要望しておいたが、対応してくれるだろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

最近使っている数学ソフト

数学ソフトと言うと、今まで主にwxMaximaとちょろちょろとMathematicaをPlayerで使っていたが、wxMaximaを0.8.2から0.8.6にバージョンアップしたらメニューがグレー状態で選択できないし、画面もスクロールしない、終了してもプログラムが残っている等で使えなくなってしまった。
調べてみるとMac OS X 10.5+PPCの環境で起きている事例があったが解決策は見当たらなかった。 それで0.8.2に戻してもアイコンが出ない、動作不安定などで状況がますます悪化してしまった。

と言うことで代替でimaximaを使い始めたが、改めてimaximaの数式表示の美しさに惚れ惚れしてしまった。やはり数式は美しくなければいけない。
ちなみにwxMaximaが使えなかった時にSageも使ってみたが、どうも自分はブラウザのUIは好きになれなかった。それ以外はSageも素晴らしいが。

そして最近Rに興味が出てきた。書店に行ってもわかるがここ最近のR本ブーム、そしてコミュニティの活発さを感じる。自分は実は統計はあまり興味はないが、数値計算やシュミレーションで遊んでみたいと思う。

またiPhoneではWolfram Alphaで遊んでいたが、Course Assistant Appsというシリーズがリリースされた。現在はAlgebra、Calculus、Music theoryの3つがリリースされている。Wolfram Alphaのサンプルを分野別に切り出して別Appsとしてリリースした感じなのでWolfram Alphaがあればまあ事足りるような感じもするが、今後もChemistry、Physics、Accounting等がリリース予定とのことで気になる存在ではある。ただアイコンが暗い色なので、iPhoneでアイコンをグルーピングした中に入れていると目立たないのだけが難点か。

と言うことでいろいろ試しているが、現在のマイブームはRだろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Mathematica 8 リリース

先月プレビューされたMathematica 8がリリースされた。

今回の目玉は自然な言葉を入力すれば答えを出してくれるという、Wolfram Alphaの機能の融合だろう。その他はグラフ表示が派手になった(?)ようだ。

しかしついに8からはMac PPCは未サポート(PPCユーザは問い合わせてねとなっているので個別対応してくれるのかな)、相変わらずHome Editionは日本では購入不可だ。

ということで未だにPPCで頑張っている自分はPlayer(今のところ未公開)さえも対象外。
以上で完了...

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『Maximaで学ぶコンピュータ代数』

赤間世紀氏著の最新のMaxima本である『Maximaで学ぶコンピュータ代数』の感想など。

・Maximaの単なる使い方というより、数学理論とそれを解析するコンピュータ代数をつなぐ説明が中心となっていて好感を持った。
・附録のCD-ROMに掲載されているサンプルプログラムが格納されているが、高々200KBの容量なので、サポートサイトからダウンロード配布してその分少しでも安くなっていれば良かったと思う。
・ちなみにMaxima本を3冊持っているが、それぞれタイトルと内容が微妙に違う。
『はじめての数式処理ソフト/竹内 薫』は「Maximaという無償の数式処理ソフトでたまたま試す数学&物理シミュレーションの軽い説明」という感じだし、『はじめてのMaxima/横田 博史』こそが「初めてというよりMaximaで学ぶコンピュータ代数の説明」、そしてこの赤間氏の著作こそ「初めてMaximaを使う人のための説明本」だと思う。

とにかく前述したように数学理論から丁寧に(ただし簡単では無い)説明しているのがお気に入りの好著だが、サンプルプログラムを増やすか参考になるサイトが掲載されていればさらに良かったと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『オイラーの贈り物』/ 吉田武

吉田武氏と言うと、数学書と言うより哲学書のような『虚数の情緒―中学生からの全方位独学法』が有名だが、最近復刻したこれも名著と呼ばれる『オイラーの贈り物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ』を連休にかけてようやく読み終わった。

・最初はオイラーの公式 e^(iθ)=cosθ+i・sinθ (θ=πの時にe^(iπ)=-1となる)を導くための500頁近くの超大作かと思ったが、最初の前提知識の説明に多くの頁が割かれ、オイラーの公式自体はそれらの前提知識を元にすると意外なほどあっけなく導かれているように思った。そして附録の発展的話題に100頁近くが割かれるているのが大胆な構成だと思った。
・自分は、実在しない分、虚数はどうしても今まで好きになれなかったが、ラプラス変換の所を読んで複素数が実数のいろいろな部分を繋ぐ橋渡し的な役割を持つ事を感じ、その奥深さに改めて感心した次第である。
・その他、フーリエ級数の応用例でシンセサイザーの原理が軽く説明されているが、簡潔にかつ興味を持たせるような素晴らしい文章だと思った。

と言う事で、読みやすくて分かりやすい説明ではあるが、中身を読み通すのにはそれなりの覚悟が必要な、オイラーの公式と同じく数学の美しさを反映した奇麗な書籍だと思った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wolfram Alpha、値下げ差額返金

Wolfram Alphaが4月から5,800円から230円に大幅値下げされた。自分はX'masセールの2,300円の時に買ったが、4月以前に購入したユーザに対して"I Want My Money Back!"なる返金制度が行われている。

iPhoneのシリアルNo.だけでなく、iTunes Storeでの購入履歴やiPhoneのiTunes APP Storeのアカウント設定の画面のハードコピーを付けて申請する必要があるなど手続きは少々面倒、さらにこれらの確認に6-8週間かかり、かつどのように返金されるかわからない(iTunes Storeの購入権利を付与?)といった懸念点はあるが、値下げ前ユーザに対して差額を返金するのは珍しいし、その姿勢は素晴らしいと思う。

自分の場合も、社債を買った、先行投資してあげたような気分で、Wolfram Researchにうまく乗せられたような気もするが、悪い気はしない。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Wolfram Alpha for iPhoneの感想

以前Wolfram Alpha for iPhoneについて、高すぎる値段とブラウザで使うのと変わらない機能に対して使いもせずに少しネガティブな印象を書いたが、現在Holiday Saleで12/31まで通常価格5,800円が2,300円と約60%引きで売っている事を知り、速攻で購入した。

使ってみてこれは予想以上にすごいというのが印象だ。ブラウザでWolfram Alphaを使うよりも当然数字や記号の入力も容易で、iPhoneの小さい画面の中で数式やグラフが自然に美しく表示される。確かにWolframが主張する「機能の劣るグラフィック電卓の半分の価格」というのは当たっている。

とは言えやはり5,800円はiPhoneアプリとしては高すぎるとの印象だ。2,300円でなら手のひらで身近にMathematicaが使えるのはとても素晴らしい事だと素直に思う。

まさにMathematicaの強気の価格設定もそのまま引き継いでいる所が、Wolframらしいのかもしれない。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Wolfram Alpha for iPhone

Mathematicaサービスというか、知識データベース+検索サービスというか、人工知能プロトというか、Wolfram AlphaiPhone版がリリースされた。

値段は$49.99、日本円で5,800円とiPhoneアプリとしては破格の高額な値段付けである。
確かにUIはiPhoneらしいが、今のところブラウザで利用できるサービスと変わらないようなので、ちょと様子見状態である。まさにWolfram Alpha iPhone app is cool but overpricedの記事どおりだ。

とはいえ今後大化けしそうな感じもするし期待もしたいが、Wolfram Alphaは今度どこに向かうのだろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

その他のカテゴリー

Apple | Book | Mathematics | misc | Music | Railway | Running | Squeak/Scratch | The Rolling Stones