1Q84の感想

自分にとっての村上春樹ベスト3は「ノルウェイの森」「国境の南、太陽の西」「ダンス・ダンス・ダンス」といった1990年前後の作品である。そんな自分の1Q84 BOOK 1BOOK 2を読んでの感想。

・「カフカ」や「アフターダーク」と言った、エピソードが交互に進行しそれが絡んでいくと言う進行は同じだが、今回は絡めるためのネタふりがうまく、うまく進行にのめり込めたと思う。
・「うずまき鳥」は結構冗長に感じたが、その頃と比べると明らかに文章の表現力がさらに洗練され、一気に読まされた感じだ。
・「うずまき鳥」に出てきた牛河さんと同じ名字の人物が今回も出てくる。1Q84についてはその背景に「うずまき鳥」と「アンダーグラウンド」を合わせたような感じを受けており、もしそうなら1Q84はそれらを包含する壮大な作品と捉える事ができると思う。
・しかし最後はあっけなかった。というか消化不良である。巷でも評判になっているがどう考えてもBOOK 3が出るのが自然だろう。

今回は今までの小説に頻繁に出てきた「やれやれ」と言った村上節が影を潜めている。
ちなみに先日車屋さんに行った時に、字は違うが深田恵理子さんという名前の店員さんがいた。
今までなら何の気にもならないのに今回はすごくドキドキした。
やれやれ。

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『フェルマーの最終定理』

サイモン・シン著の約500ページの大作。自分は数学科出身だがどちらかというと今まで食わず嫌いな感じで読みそびれていた。しかし本屋で相変わらず平積みされているのを見て、ある時に衝動的に購入した。

・内容はフェルマーの最終定理が解決されるまでの300年に渡る壮大な歴史ドキュメントであるが、数学の美しさと相まって1ページ1ページがとても美しく感じた。本当にページをめくって読み進めるのがとても楽しい作品だった。こんな作品は文学書でもなかなか経験した事のない感触だ。
・とはいえ一部、ガロアの経歴の所は少し冗長に感じたが、本当に無駄の無い構成だと思う。
・「谷山=志村予想」から50年。日本人がフェルマーの最終定理の解決に関係していた事も純粋に嬉しいし、同じ時期に自分が生きている事も嬉しく感じた。もちろんそれはフェルマーの最終定理が解決されたのと同じ時期に自分が立ち会う事ができたのもそうだ。これもこの作品を読んでわくわくする所の一因だろう。
・「文系にも分かる数学」という書籍は巷にあふれているが、本書だけは本当に文系の人でも十分に楽しめるし、自信を持ってお勧めできると思う。

フェルマーの最終定理は1993年に解決されたが、本当にフェルマー自身は解決していたのだろうか?まだまだ謎は尽きない。
そしてもっと根本的に考えると、このような数学の持つ美しさと言うのは誰が作ったのだろうか?

これらをこのblogに書くには余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。

フェルマーの最終定理

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『予想どおりに不合理』

最近行動経済学や経済物理学の本を読んだ勢いで、今話題の『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー著)を読む。

・行動経済学とは、人間は合理的に行動するものである事を前提にしている経済学に対して、心理学を取り入れて現実に起きている経済の動きを説明を試みるものと認識しているが、本書はわかっていてもやっぱり不合理な行動を起こす人間の行動の具体例がたくさん出てきて、これはこれでおもしろい。
・特に有名な「ペプシチャレンジ」の謎はそういうことだったのか、と今更ながら感心した。特にこの部分を読んで、行動経済学とはマーケティングに繋がるものだとの思いが強くなった。
・でもこれだけ多くの例を読んでいくうちに、ちょっとおなかがいっぱいになった感じで「もういいです」という満腹感も味わってしまった。きっとこの本が原因と言うより、人間の不合理な行動にその人間である自分が嫌悪感を感じたからだと思う。要はそれくらい中身の濃い本だとも言える。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

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経済物理学と行動経済学

自分は所謂理系だが、最近の金融危機で経済学や金融工学に興味が出てきた事から、冬休みにかけて続けて光文社新書の2冊を読んだ。

行動経済学は合理的に行動する人間を前提(モデル)としている現在の経済学に対して、心理学を取り入れて現実に起きている経済の動きを説明を試みるもので、人間の行動の具体例がたくさん出てきて一般的にはこちらの方が取っつきやすいと思った。

かたや経済物理学は、モデル化して理論を展開する経済学に対して物理学の手法で解析を行うもので、カオスやフラクタル等、理系にとっては興味を引く言葉が出てきて自分に取ってはこちらの方が興味深く読んだ。でも現在の経済学を無意味に攻撃する著者の姿勢にはちょっと引いてしまった。

まあどちらが良いか悪いかという問題ではなく、理系から見ると「理論物理学」と「実験物理学」のようにお互いが補完する関係だと思うが、特に経済物理学は新たな学問の動きを感じた。

それで他に経済物理学の書籍を読みたくなり探した所、少し前の2008/10に出版された「経済物理学」という青山 秀明氏他著の分厚い新刊を見つけた。少し立ち読みしたが、計算式がいきなり出てきてこれはまるで物理学か数学の学術書だ。ということでこちらはまだちょっと手が出ないが、心の準備や余裕が出てきたらいつかは読んでみたい書籍だ。

経済物理学の発見 / 高安 秀樹

行動経済学 経済は「感情」で動いている / 友野 典男

経済物理学 / 青山 秀明、家富 洋、池田 裕一、相馬 亘、藤原 義久

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『史上最強の人生戦略マニュアル』 勝間和代

勝間さんの初めての訳書。

勝間さんが最も影響を受けた一冊ということで期待して読んだが、自分の取ってはあまりピンと来なかったのが素直な感想だ。
確かに20代の頃に読んだらかなりの部分でピンとくるものがあったかもしれないが、今まで既に数多くの自己啓発・啓蒙書を読んできたせいもあるからだと思う。

要は自己啓発というものは結局、取り組みべきテーマの数は少なくてシンプルな物に行き着くのだと思うし、極端な話ジェームズ・アレンやナポレオン・ヒルと言った古典で全てが言い尽くされているのだと思う。

よってこの本をもちろんけなす事はできないが、単に今の自分には合わなかったと言うことだ。
そういう事を考えさせられたという意味で、読後の感想としては何か今までに無く複雑だ。

史上最強の人生戦略マニュアル

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『未来を予見する「5つの法則」』 田坂広志

自分の好きな田坂さんの新作。

と言っても「使える弁証法」「これから何が起こるのか」を米国でも出版するに当たり、それらをマージして更に一部を加筆した内容であり、既にそれらを読んだ自分にとっては集大成、復習となる新作である。

内容は相変わらずの田坂節で、読んでいくうちにどんどんと吸い込まれていくし、読んだ後に透明感、爽快感が残る著作だと思う。

また海外ではどのような反響があるのかも楽しみである。

未来を予見する「5つの法則」

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『覚悟のすすめ』 金本知憲

阪神タイガースのアニキこと金本知憲選手の新刊。

・もともとびびりの性格だそうで、プロ野球選手になった時は自分でも「この世界でやっていけるのか」と恐ろしくなったそうだが、覚悟を決めて野球に取り組んだとの事。この「覚悟」と言うキーワードが随所に出てきて、これが本書のタイトルにもなっている。
・この手の本にありがちなエピソードや暴露話ではなく、金本選手が何を考えて野球をやっているのかを垣間見る事のできる本である。
・とは言え、なぜ鳥谷選手の怠慢な走塁を名指しで叱ったのか、2004年のタイガースはほとんどの選手が自分を一流と勘違いして危なかった事など、興味のある裏話も知る事ができる。
・一番印象に残ったのは「40歳過ぎると体力は衰えるが、精神力は強化される」という部分である。金本選手が言うと説得力があるし、年を取る事から逃げる事ができない人間全体に対しても元気づけられる言葉である。

素直に良い本に巡り合ったと思う。自分が読んだ後、野球をやっている子供が今は一生懸命読んでいるが、読み終わった後に感想を話しあうのも楽しみである。このように特にスポーツをやっている一家にもお勧めである。

覚悟のすすめ

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『ペット・サウンズ』

村上春樹氏訳の新刊。

・村上氏はあとがきで「世の中には二種類の人間がいて、Pet Soundsを好きな人と好きでない人に別れる」と言っている。自分はPet Sounds良さ、凄さがまだ分かっていない部類の人間であり、Beach Boysに関しては何と言っても"Good Vibrations"に打ちのめされたくちだ。しかし今回は村上氏の訳と言う事で興味を持ち読み進めた。
・内容はPet Soundsの音楽的な解説書でもなく、制作ドキュメンタリーでもなく、著者個人の思い入れが書かれたエッセイみたいな本なので、結構好き嫌いが分かれるかもしれない。

Pet Soundsの永遠のライバルであるSGT. Pepper'sは、当初の圧倒的な新鮮さが失われてきたという意見には賛同しかねるが、このPet Soundsの独特の雰囲気、音を理解できるまで、これからも事あるごとに聴き続けると思う。

新潮クレスト・ブックス ペット・サウンズ

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『走ることについて語るときに僕の語ること』

村上春樹氏の新作エッセイ。

・自分も少し前から休日にジョギングを始めたが、ちょうどいいタイミングで「走ることの意味を考える」本が、しかも好きな作家から出て楽しく読ませてもらった。
・いきなり「誰にミック・ジャガーを笑うことができるだろう」で始まる本作は、走っている人なら「なるほど」と納得する言葉、考えが所々に出てくる。それらを復習、再確認できることがこの本の意義だと思う。
・村上氏はiPodではなくMDを聞きながら走っているそうで、何でも音楽とコンピュータは絡めたくないらしい。やれやれ(笑)。

「少なくとも最後まで歩かなかった」
さあ残りの人生、そんな感じで走り抜けようかな。

走ることについて語るときに僕の語ること

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『初めての数式処理ソフト』

ブルーバックスから出た竹内薫氏の新作。

・数式処理ソフトとはMaximaの事であるが、著者はMathematicaは良く知っているがMaximaは詳しくないそうで、本作もMaximaの詳しい使い方の説明は無いし、詳しく知りたい人は別の本(はじめてのMaxima)を見るように書いているなど、「Maxima入門」としてはちょと中途半端である。
・かといって載っている数式が持つ詳しい意味も書かれていないし、数式の持つ意味を理解しながら読み進めるということもちょっとやりにくく、「数式処理入門」としてもちょっと中途半端に思う。
・ブルーバックスと言う理系ユーザを相手にする本にしては、かなり物足りなさが残る本だと思う。例え「初めての」というタイトルが付いてても「初めて使おうか」と言う気にさせるための啓蒙書のような感じである。

そして今回をきっかけに前から興味の合ったMaximaをインストールしてみた。自分はPowerPC版Macなので、finkでパッケージを拾ってきて環境を作った。
確かにそこそこ遊べるが手ごわそうだ。しかしフリーソフトでここまでできるとは奥が深い。

はじめての数式処理ソフト CD-ROM付 (ブル-バックス)

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『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか』

好きな作家の一人である田坂広志氏の新作。

・今までの著作で所々に出てきた、心に残る言葉が再度繰り返して出てきて、ある意味今までの復習になる新作である。
・「上司、部下を知るのに3年かかる。部下、上司を知るのに3日で足りる」というマネジメントの名言があるそうだが、そのような分かりやすい実例を示して自分の観念に引きずり込む所は、あいかわらず心地よい。
・そして最後は最近の著作の締めの観念である「奇跡の一瞬」「深い縁」で終わる。

今までの著作からの目新しさはないが、納得感のある新作である。

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 人間の出会いが生み出す「最高のアート」

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『これから何が起こるのか』/ 田坂広志

自分が好きな作家である田坂広志氏の新作。

・「Web 2.0革命が、資本主義のすべてを変えていく」というテーマで、今後の働き方を変える「75の変化」の説明を繰り広げている。全体的に今までの著作をさらに現実的にまとめなおした感じである。
・最近の著作で続いた歴史観は今回は薄れ、今起こっている事実を元にして現実的な目で今後を予測している。よって透明感のある感銘を受ける言葉は少ないが、目から鱗のような言葉の羅列は相変わらずだ。特にいきなり最初の『「革命」とは「新しいことが起きる」ことではなく「権力が移行する」こと』というのが、Web 2.0の「情報革命」を端的に表していると思った。
・これからは「知識」ではなく「智恵」が重要視されるというのは前から主張されていたが、今回は「専門的な知識」「職業的な智恵」「求められる人材=知識労働者」「活躍する人材=知的プロフェッショナル→アーティスト」というキーワードでより深く説明されるようになった。
・今欧米の企業がCSRを高らかに唱えているこの時代より遥か前に、日本にはその思想が合った、そしてこれから日本の時代が始まると、我々日本人を元気づけて終わる。この最後の部分が今回の著書で一番印象に残った所で、日本の歴史、文化、思想に触れて生きていけることは凄い事だったのだと改めて思える部分である。

今回の著書は偉そうに言うと、田坂氏が前から言いたかったことがより洗練されて説得力が出てきた、自分の中にあった暗黙知をより形式知として表すことができたと思う。

これから何が起こるのか

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グレート・ギャツビー / 村上春樹訳

自分の今までの人生の中で一番影響を受けた小説は村上春樹氏の「ノルウェイの森」である。
その「ノルウェイの森」の主人公が小説の中で貪るように読んでいたのが、このスコット・フィッツジェラルド作の「グレート・ギャツビー」である。このため「ノルウェイの森」を読んだ後に野崎孝氏訳の「グレート・ギャツビー」を読んだが、この「グレート・ギャツビー」がついに村上春樹氏の訳で出版された。

・村上氏はこの「グレート・ギャツビー」が人生で一番重要な小説で、60歳になったら翻訳しようと昔から決めていたそうだ。そしてついに満を持しての出版となった。この辺の事情は村上氏にしては珍しく長いあとがきに詳しく書かれている。
・「ライ麦畑でつかまえて」も野崎孝、村上春樹氏の訳の順で読んだが、それと同じく今回も村上訳の方が表現が柔らかくなった(現代風になった)と同じ感想を持った。これについてはあとがきで村上氏も「現代の物語」にすることを訳の基本方針にしたと書いており、その目的は達していると思う。
・村上訳で表現が現代風になった分、物語の流れや人物の表情等がよりわかるようになったと思う。ただこれについては野崎訳がだめというのではなく、村上氏もあとがきで書いているように「賞味期限の無い翻訳は存在しない」という理由だけだと改めて感じた。
・主人公のギャツビー氏の口癖である"old sport"(my friendに近い意味らしい)は、野崎訳では機械的に「親友」と訳されているが、村上訳では他に表現のしようが無いとのことで「オールド・スポート」と訳されている。この村上訳ついては自分は少し違和感があり賛否両論分かれる所だと思う。

自分も一時期フィッツジェラルドはよく読んでいたが(フィッツジェラルドの美しき妻で、後年発狂し精神病になったゼルダの伝記も読んだ)、自分が一番好きなのは「冬の夢」である。実は村上氏の「国境の南、太陽の西」を読んでから「冬の夢」を読んだのだが、「確かに存在した、あんなに美しかったものが、今はもうこの世から無くなってしまった」という喪失感が、「国境の南、太陽の西」は「冬の夢」の影響を受けており、この部分をよく見比べて読んでいたものだ。

また昔付き合っていた彼女に、自分が好きだった「フィッツジェラルド短編集」という本を読んで欲しいと何かの時にプレゼントしたが、何年日後、同じ家の同じ本棚に2冊の同じ「フィッツジェラルド短編集」が並んで置かれた、ということもあった...

...やれやれ。

いつまでも過去に押し戻されるのではなく、流れに立ち向かうボートのように前へ前へと進み続けよう。


グレート・ギャツビー

愛蔵版 グレート・ギャツビー

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『鏡の法則』

野口嘉則氏のベストセラー本。値段の割には薄い本で、かつ帯に「読んだ9割の人が涙した」といういかにも怪しげなキャッチが書かれている事もあり今まで引いていたが、今回急に読みたくなり購読。

・ジェームズ・アレンを読んだ事のある人から見れば、内容は同じとちょっと軽い失望を感じるだろう。本書はジェームズ・アレンの実践版、応用編といったところか。
・自分としては内容そのものよりも、物事の本質を考えるとジェームズ・アレンのようなシンプルな言い方、考え方にやはり通じる所があるのだ、というのを再度認識できた所がよかった。
・なおジェームズ・アレンの著書は言葉はシンプルだが本質は深い。よってジェームズ・アレンを読んだ事が無い人は、まずはこの「鏡の法則」から読んでいくのがいいのかもしれない。

ということで、うちは子供がいじめられているとか親と仲が悪いということは全く無いのだが、嫁にもこの本を読むように勧めた。反応が楽しみだ。

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール

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『夢をかなえる勉強法』

司法試験塾で有名な、伊藤真氏の新刊。

・勉強範囲の全体像を見てからとりかかれというのはよく言われているが、目次をコピーしてこれを見ながら勉強するようにというのはすごく効率重視の方法だと思う。この他にも目から鱗の効率的な方法が書かれていて参考になる。
・スランプになった時こそ合格に近い、高い目標と努力があるからこそスランプになるのだというのも勇気づけられる。
・勉強の仕方だけでなく、息の抜き方や有効な無駄のことも書かれていて幅が広い。
・また勉強の話だけでなく、人生に迷ったらわくわくするほうを選べ等の人生論も書かれている。

ということでよくある小手先の勉強法とは違っていて、なかなか楽しく読ませてもらった。

夢をかなえる勉強法

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『山崎拓巳の道は開ける』

カーネギーの有名な著作と同じタイトルだが、こちらもなかなか心に響く書籍である。

・著者の周りの人々が発する言葉が名言の連続である。よくこんなに素晴らしい人々が周りにいるものだと最初はフィクションぽく思ってしまったが、読み進めるうちにそんな人々が周りにいるのも山崎氏自身の存在が無意識に引き寄せているのだろうと思い直した。
・「やる気にならないのは褒められているから」「凄いと思われたいという器は満たされた。次は凄い奴になるための器に変えないといけない」という言葉が一番印象に残った。これだけ読むと何の事だかわからないだろうが、受け取る人によっていろいろ感じれるシンプルな言葉の方が実は奥の深い言葉だと思う。
・「仕事が仕事だったらそこで終わってしまう。仕事が芸術になるならその仕事の美学を追求する。そのことに終わりは無い」というのも仕事に対する考え方を改めさせられる。

『人生は数式で考えるとうまくいく』を読んで以来の心に残る書籍である。どちらもタイトルは怪しげで誤解を生みやすいが、中身は思わず唸ってしまう言葉が鏤められている。

山崎拓巳の道は開ける

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『自分であり続けるために』

田坂広志氏の二ヶ月続けての新刊。

・公式サイトの「風の便り」に掲載された文章から選ばれた50のエッセイからなる、宝石箱のような書籍。
・今まで読んだ文章であっても、何回も読んだものであっても、改めて気付くことがある。
・でもその気付きも田坂氏が教えてくれるのではなく、「自分の内なる声」ということで、あくまで気付くのは自分であるということ。

今まで田坂氏の文章を読んだことが無い人にも、ページ数も値段もお手ごろなので是非お勧めしたい書籍である。

自分であり続けるために 流されず、いまを生き切る50のメッセージ

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『使える弁証法』

自分の好きな作家である、田坂広志氏の新刊。

・副題は「ヘーゲルがわかればIT社会の未来が見える」で、弁証法の説明というより、これからの社会に起きることを弁証法的に説明している内容である。よって弁証法自体を習得するための本ではなく、「哲学的思索」を紹介する本である。
・キーワードは「螺旋的発展」「否定の否定」「量から質への転化」「対立物の相互浸透」で、これだけ見ると抽象的ですごく難しそうだが、そこは田坂さんの「例を元にして徐々に本質に迫る」語り口により分かりやすく説明されていて、すごく納得できる。
・ディベートとロジカルシンキング自体は認めるものの、弁証法という「知の技法」を習得した時に、「知の世界」の扉が開かれると説明して弁証法的思考を身に付けることを勧めている。山本真司氏もそうだが、最近のロジカルシンキングありきの風潮に疑問を呈することが増えてきたように思う。
・本書の最後のメッセージは、今の日本の歴史的使命とそれへの激励となっていて、目標を見失った日本を勇気づける内容となっている。

前作もそうだったが、最近の田坂さんは「歴史観」に目が向いていて、読んだ後に心が広々とする感じだ。

使える 弁証法

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『海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点』

コピーライターである宮下裕介氏の英語学習法の本。

・あまりこの手の英語学習法の本は買わないのだが、たまたま本屋で見つけてぱらぱら見て共感する事が多く購読。
・勉強するゴールを設定して、それに向かって毎日勉強した時間や問題数を記録して行き、今どの地点かわかるようにするというのは、英語学習だけでなく他の勉強にも当然生かせると思った。このようにこの本の前半は英語だけでなく他の勉強にも生かせる事が多く書かれている。
・そしてこの本はあくまでヒアリングを基本にして、それをそれと合わせて効果的にリーディングやボキャブラリーを取得してTOEIC900点を目指そうというものだが、ヒアリング強化の手段として、松澤喜好氏の『英語耳』をバイブルとしてあげている。『英語耳』は前から存在だけは知っていたが、今更発音の勉強かということで関心は低かった。でもこの宮下氏の本おかげで早速『英語耳』でトレーニング開始。確かにこれならヒアリングができそうな気がしてきた。後は日々の努力のみ。

ということで、それほど敷居も高くなく現実的である方法のヒントが散りばめられたこの本はお勧めである。

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点

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『ザ・マインドマップ』

おなじみの本家Tony Buzanの"The Mind Map Book"で、新訳が神田昌典氏。最近「マインドマップは登録商標です」という記載が目立つようになり、ブザン・ジャパンにより「マインドマップ」を保護する方向にあるが、それにより?日本語版の版権が変わったことによる新装版である。内容は言い尽くされているので、以下簡単に感想を。

・以前の日本語版よりは訳がこなれていてわかりやすい。
・ハードカバー、かつカラー印刷で一家に一冊という感じの豪華な装丁である。
・ただしその分価格は2,200円と高い。これが1,800円くらいなら言う事無しだろう。

今後は神田氏自身が書いたマインドマップ本が望まれる。

ザ・マインドマップ

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『人生は数式で考えるとうまくいく』

Excelマクロ本で有名な大村あつし氏の新刊。

・俗に言うITライターの大村氏だが、この本はその肩書きを軽く打ち破る、人生論的なキーワードがちりばめられている。
・「目標ー現状=課題」「知識×経験=知恵」等の数式はよくわかり共感できる。しかし実はこれはこの本のごく一部。
・「自分が無駄に過ごした今日の1日は、昨日死んだ人が生きたかった今日の1日かもしれない」というのが一番頭に残っている。この本を読んだ後に本田美奈子さんが亡くなられたが、そのこともあり余計に最近はこの言葉を思い出しながら1日1日生きている。

この本は今のところ今年自分が読んだ本の中で一番印象に残っている。

人生は数式で考えるとうまくいく

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『ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人』

ハーブ・エッカー氏のUSでの今年のベストセラーで、訳が本田健氏。

・この手の"資産本"は普通は読まないのだが、この本はお金持ちになるだけではなく人生に成功するための考え方が書かれていて奥が深く、今回購読。
・宝くじでお金持ちを夢見る人は、しょせん他人がくじを引いてくれるのを待つ他人任せの人で、自分で人生を切り開かないといけない、というのにまずいきなり共感。
・お金持ちになれる人は自分が抱える問題より器が大きいとのこと。逆に言うと「大きな問題があってできません」と言う人は「自分は器が小さい人間です」と言っているようなものだということ。これは「自分に解決できない問題は起こらない」という哲学的な考え方に通じると思う。
・訳者あとがきの「本田健版大金持ちになれる人」の中で、「お金持ちになれる人は知恵の取得に投資するが、お金に縁が無い人は知識の取得に投資する」というのは耳が痛かった。これも奥が深い。

日本語版だけでなく原著のタイトル自体が"Secrets Of The Millionaire Mind"となっているが、タイトルよりも奥が深い一冊だと思う。

ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人

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『東京奇譚集』

ついに来た、村上春樹氏の新作。といっても「新潮」で発表された4作品に今回『品川猿』を書き下ろした短編集となっている。

・今までの村上氏の作品は長編の次は本人が一息つくための短編集というパターンであり、その短編集はどれも今一と自分は感じていたが、今回のはおもしろい。最近の村上氏の作品の小難しさが無く、素直に読んでいて楽しめた。
・この本のおかげで、『ねじまき鳥』から『カフカ』『アフターダーク』と続いた一抹の物足りなさがレベルはもちろん違うのだが、気分的にだいぶ解消したように感じた。
・最初にいきなり「僕=村上春樹」が出てきたのにはびっくりした。でも出てきたのは最初だけで、それは特に意味の無い幻のように思えるのだが。
・「腎臓のかたちをした石」は何か『カフカ』を思い出す。
・「品川猿」は何か『ダンス・ダンス・ダンス』(う〜懐かしい!)を思い出す。
・全体を通してなんとなくサリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』を読み終えた時と同じ感じを受けた。そう、おもしろい短編達を一気に読ませてもらったというあの充実感だ。

期待していなかった分も含めて本当におもしろかった。さて次の長編はどうなるかな。

東京奇譚集

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『マインドマップ・ノート術』

最近また静かなブームになっているようなマインドマップの新刊。本屋でたまたま見つけて早速購読。

・著者はブザン・ジャパンのマスタートレーナーであるウイリアム・リード氏という米国人だが、日本来て30年くらい経っていて、今回も自分で日本語の書籍を書いたようだ。
・ブザン・ジャパンのマスタートレーナーらしく、脳の働きから鍛え方といった所から書かれており、さらにフォトリーディング的な所も書かれている。
・本題のマインドマップの所は、ブザン氏の本を読んでいればそれほど新しいネタは無いと思う。でもこちらの方が読みやすく見やすいため、初心者にも向いていると思う。
・全ページカラーのため、マインドマップが見やすい。でもそのため価格は1500円と少し高い。
・この本にはブザン・ジャパンのマークと「本物のマインドマップを使用している事をブザン・ジャパンが確認、許可していることを証明します」という注意書きが書かれている。これから出るマインドマップ関連の書籍や記事にはこのマークが必ずついて回るのかもしれない。

ということで、本家に次ぐマインドマップの解説本が出たという感じで、特に本家を読んでいないが最近興味が出てきた人にはお勧め。

記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術

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『人生の成功とは何か』

自分の好きな作家である、田坂広志さんの新刊。
副題は「最期の一瞬に問われるもの」で、今でなくその時どうするのかという問いかけになっている。

・前から主張されているように、人生で大事なのは成功ではなく成長することである。また人生勝ち負けではない。
・だから成功することを願うのではなく、いかにして自分が成長できるかを意識して物事に取り組むべきである。
・一日を生きた時、一日分成功しているべきだ。またこれを意識して生きて行くべきだ。

というように前著でも言われていた主題であるが、何回読んでも新たな発見がある文章である。
またこの本もすごくきれいな文章なので読んでいて気持ちが良かった。

人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの

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世代飛ばしの破壊力

少し古いネタだが、日経ビジネス2005/5/23号の「ホリエモンと愉快な仲間たち、世代飛ばしの破壊力」の記事は大変興味深いものだった。

アンダー40は堀江さん、オーバー40は三木谷さんに象徴される世代の違いを書いたもので、アンダー40がオーバ40世代を飛ばして日本を背負っていくという内容だ。

オーバー40の自分としては、今後の人生や身の振り方をいろいろ考えさせられるものだったが、そんな中で40歳になったばかりの三木谷さんがいきなりオーバー40の代表として"古い"日本の構造・体制の象徴として取り上げられているのは少しかわいそうだと思った。

また最近堀江さんという人物に対してすごく興味があるが、「スピード重視」というのが彼らアンダー40の特長で、日本を変えて行くだろうと思うのは確かだ。

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『図解 マインド・マップ ノート術』

きこ書房から出版されている図解シリーズのマインド・マップ本。
オリジナルのトニー・ブザン氏の著書をポイントをまとめて図解した物だが、

・マインド・マップを使うシチュエーションごとに、どのようなものを書くのかが例になっていてわかりやすい。
・初めての人にもわかりやすく、知っている人にもこんな使い方があるのかという新たな気付きがある。
・加藤昌治氏、和仁達也氏といった今流行りの人のインタビューが載っていて参考になる。

という内容で、なかなかためになる一冊である。

図解・マインドマップノート術

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『イット・ワークス』

原著は知らなかったが、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」が出る10年前に出版された本で、全世界で300万部売れたが日本では初めての翻訳本とのこと。
最初は、また最近流行りの成功哲学本かと冷めた目で見ていたが、訳者が「他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい」の三浦哲氏ということに目を引かれ、少し詳しく読んで、これはいいということで購入。

1400円という値段の割には文字数&ページ数も少なく、これだけ見るといまいちだが、実は中身は大変充実している。

・三浦さんの「はじめに」の所には、時間がない現代人は「ソース(原典)に触れる」のが大事で、更に英文の場合は訳の微妙なニュアンスの違いもあり、和訳されるのを待つのではなく英文のまま読みなさいと説いている。これを読むと英読したくなってくる。
・「イット・ワークス」の本文自体はシンプルな言葉で綴られていて、あっという間に読める。しかし何回も繰り返して読むごとに少しずつ感じるものが違ってくるという不思議な文章である。
・原典(英文)と英読のポイントも書かれていて、ここが三浦さんの主張の部分であるが、例えば"desire"のニュアンスの説明の所は英語の参考書を読むよりも遥かに身体に入ってくる。

この本は単に英文と和文を比較して載せているというのではなく、もっと英語の本質的な所を説明しており、なかなかの良書だと思う。

イット・ワークス 夢をかなえる赤い本

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『未来を拓く君たちへ』

田坂広志氏の新刊。

田坂さんの文章は流れるような言葉、透明感のある言葉、キーワードの分かりやすさから、とても好きな作家のひとりである。
今回の本は新社会人に向けたはなむけの言葉、贈り物的な物であるが、もちろんそれ以外の人が読んでも感じるものがある。

・「志」を持って生きることの大切さ。そして「成功」を目的にするのではなく「成長」を目的にするのが本質である(最近の成功哲学ブームを暗に批判)。
・137億年前に宇宙が、46憶年前に地球が生まれ、その歴史の中で人類の文明はたった5000年だ。さらに我々が出会ったことはその歴史の長さから見て奇跡である。
・だから今、人との出会いに感謝すべきである。

田坂さんがこのような宇宙観を現したのは今回の本が初めてだと思うが、とても説得力があると思う。
すごく純粋な気持ちになってくる名著だと思う。

未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか

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『NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法』

川本佐奈恵さんの本。

この本は値段の割には内容が(文字数が)少ないが、来年度からの新講座の内容も書かれているので、気分新たに取り組むために購入。
読んでみて、身近にあるNHKの語学講座のメリットを改めて感じ、モチベーションが少し上がったのを感じたのが良い。

ところで、自分とNHKラジオ講座のつき合いは中学生以来だが、ずっと一筋にやっていたのではなく、何回かブランク(他の教材に浮気)などがあり、ここ10年は杉田さんの「ビジネス英会話」を中心に聞き続けている。
特に杉田さんの講座は英語もそうだが、ストーリが米国の最新の状況に基づいていて他では得られないことも多く、すごく気に入っている。

ただし持論としては、TOEIC等で高得点を狙うならラジオ講座一筋で勉強するよりは、TOEIC用の"受験勉強"をした方がやはり効果的だと思っている。
よって知識と教養を深めるのがラジオ講座に期待する所である。

NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法

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『頭がよくなるスーパー読書術』

カリスマ現代文講師の出口汪氏の予期せぬ新作。本屋でいきなり見つけて即購入。

・プロローグでこんな疑問を知りたいと思わせる構成はさすが論理的。
・全体的に具体的な読書術が書かれているわけではなく、もう少し本質的なヒントになるものが記述されている。
・巷の速読法はいわゆる斜め読みの類いであり、これでは書かれている文章がもったいない(さすが現文講師は言葉を大事にする)。
・記憶するためには「理解する物事を関係づける」「反復して定義」「使ってみる」ことだ。
・人に説明できるように読め。

最近勉強法や速読の本をよく読んでいるが、それらに共通するのは書かれている内容を単に受動的に読むのではなく、能動的に目的を持って考えながら読めということだ。
当たり前のことだと思うがこれを再認識させてくれた、論理的な構成で読んで後味が良い本だ。

出口汪の頭がよくなるスーパー読書術

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『頭をよくするちょっとした「習慣術』」

和田秀樹さんの単行本。
和田さんの本は、自分にとって合うものはすごく合うし、合わないものは全く合わないということで結構印象が違う。しかしこの本は自分に合うタイプの本だ。特に、

・英語に対して日本人が苦手なのは、会話ではなく読解力であることをみんな誤解している。
・よって話すのをあきらめて読み書きに力を入れれば英語力は伸びる。ただし目的を持って内容を考えて読むこと。
・この手のビジネス書(違うかな?)には珍しく「頭のいい子どもに育てるための習慣術」という章もあるが、日本の詰め込み教育は世界中で評価されていたのに、本家の日本がやめてしまって今のような学力低下をまねいているという主張には、今だと簡単に同感できる(昔だったら詰め込み教育に賛成するなんてと反感を招いていただろう)。

の点を考えさせられたのは読んですごく価値があった。特に英語の勉強法についてはこれで励まされる日本人も多いだろう。自分も含めて.....

頭をよくするちょっとした「習慣術」

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『人生が変わる「朝5分」速読勉強法』

勉強法の本を多く出している高島徹治さんの単行本。
今流行りの「早起き」「速読」を取り入れたタイトルは少し怪しげだが、内容は巷の速読術批判があり参考になった。

・いい速読法と悪い速読法を見分けること。
・「世に盛る」速読法は右脳開発やイメージで潜在意識に訴えて行うことになっているが、普通の人間にはなかなか出来ない。書籍だけではマスターできず、少なくともセミナー受けないと無理だろう。だから眼球トレーニングなんて必要ない。
・著者の主張は「速く読もうという意識改革」「拾い読みの技術」「能動的にキーワードの網を張って探し読み」

というようなオーソドックスな内容だが、目的を持って内容を理解しないと機械的に速読しても意味がない、という主張には改めて現実的な解だと思って納得した。

人生が変わる「朝5分」速読勉強法

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日経ビジネス 2005/1/24号 中村修二氏の記事

日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」に中村修二教授の記事が載っていた。

内容は例の特許訴訟が和解になった後に行われたインタビューで、怒りや不満に満ちた生々しい物になっている。

・結果は和解ではなく、敗北だ。
・和解金6億円なんて巨人の選手なら1年で稼ぐ。さらに税金引かれたらほとんど残らない。
・日本の司法制度は腐っている。司法が技術者の夢を潰した。
・日本のシステムはおかしい。でもこのまま更におかしくならないと誰も真剣に考えないのだろう。
・日本は社会主義だ。もう日本で仕事をしようとは思わない。

中村教授の想いは今までの著書類で十分わかっていたので、和解という結果を聞いてもう少し戦って欲しかったという思いもあるし、そろそろ平穏な研究生活に戻りたいというのもわかる。

でももう少し戦って欲しかったと自分が思うなら、自分が自分に戦っていくべきだと今思っている。別に日本のシステムを変えるとか金儲けしたいということでなく、自分が社会から必要とされるために。

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『マインドマップ読書術』

BSC本で評判のいい松山真之助さんの新刊。

マインドマップについては、本家のトニー・ブザンの本は実はわかりにくい(和訳がわかりにくい)と感じていたが、この本は、

・早起きから始まって、なぜマインドマップを作るようになったか、という著者個人の経験に対する共感
・本を読んでそれをマインドマップに作成することのメリットを感じやすい
・実際のベストセラー本のマインドマップの作成例が書かれていて、イメージしやすい
・マインドマップのソフトの紹介と言った新しい情報がある

ということで、マインドマップ本の中では一番お気に入りである。
ところで、最近の速読ブームの再燃でまたマインドマップが注目を浴びてきたのかなと思う。よってそんなマインドマップに関心を持った人が、最初に読むマインドマップ本はこの本が一番いいと思う。

マインドマップ読書術

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『他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい』

タイトルは最近流行りの金儲け的でいかにもといった感じだが、中身は洋書の読み方の本質を少し捉えた感じで面白かった(たぶんタイトルは出版社側の意向だろう)。

・洋書は意外に簡単に読めるものだと啓蒙し、拒絶感を低くする
・まず全体を軽く読んで全体を把握する。キーワードがわかればOK
・一晩おいてから再度キーワードを思い浮かべて読み返す
・マインドマップなどの手法で構成、主張を把握する

といった感じで日本では紹介されていない貴重な情報が、洋書から学び取れるというものだ。
何かフォトリーディングの手法と神田昌典さんの主張を混ぜたような内容だが、これらに対して具体例が書かれているという意味で受け入れやすかったと思う。
おかげでこの本で紹介されていた『The Little Money Bible』と、マインドマップの原著書である『The Mind Map Book』のペーパーバックを買ってしまった。

他人より先に洋書を読んで億万長者になりなさい

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『考える技術』

大前研一さんの最新作。
大前さんの本を読むのは何故か初めてだ。タイトルがいかにもと言う感じで読まず嫌い状態だったが、巷で評判が良いので購入。
読んでみてドラッカーの『ネクスト・ソサエティ』+クリティカル・シンキング+大前さんに先見の明があることの自慢話、といった感じだが単なる方法論を説いたものではなく、イラク派遣等の実例を踏まえた実践的な内容で、予想外におもしろかった。
方法論に疲れた人にはいい本かもしれない。

考える技術

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ラピタ2004年12月号

今月号の特集は「ホビー界の今気になるモノ、ライバル対決」で、BMW MINI、Marklin、Apple、Stones、楽器、鉄道模型、といった自分の興味あるキーワードがちりばめられていて久々に購入。

 ・BMW MINI/クーパー・コンバーチブルは恰好良いが、BMW 1シリーズはBMWぽくなく何か違和感あり。
 ・Marklinのスタータセットについているバイエルンの城は日本製だったのか。の割には値段高いぞ。さすがMarklinブランド。
 ・HDDミュージックプレーヤーが良いのは、膨大な音楽データの中から選曲したり並び替えたりできる「アナログ感」が楽しめることにある、というのにすごく納得。
 ・インナーイヤー式ヘッドホンは、シャカシャカと音漏れをさせない大人のヘッドホンだったのか。自分は通勤電車の中でMDで英語を聞いているが、人の声は意外に音漏れがするので音がこもるのを承知でインナーイヤー式に変えた。これも大人の使い方?
 ・そうそう、SONYのCDプレーヤー1号機って168,000円だったんだよなあ。
 ・HOゲージのライブスチームもいいなあ、でも7万か.....。
 ・ハンドロール・ピアノは見かけによらず本格的な音らしい。

.....というように見ているだけで楽しい。12月号にはまってしまった。

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『大人のための算数練習帳』

前作は鶴亀算とか旅人算の問題集で、夏休み中だったこともありのんびりと楽しく読んだ。そして今回、図形問題編が出たので早速買う。
小学校の算数って独特のテクニックが必要だと思っているので(中学校以降で習う方程式を使えば早いのに)、あまり重要視していなかったが、今読んでみると暗記でなく考え方を学ぶという意味で重要だなと再認識した。図形編はこれから読むところだが楽しみである。

大人のための算数練習帳

大人のための算数練習帳(図形問題編)

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『加速成功』と『オイラの法則』

俗に言う成功哲学の本を最近続けて読む。

『加速成功』は今まで読んできた成功哲学を、再度復習的に読む感じだった。でもその中でもSMARTの原則は興味を引いたし、「年収300万時代を生きる」みたいな本を読むとそれが潜在意識となって本当に年収300万になってしまう、というくだりはすごく納得した。

また『オイラの法則』は目標設定だけでなく自分を知ることの方が重要だと説いていて、こちらも納得して読んだ。でも最後の方はこの手の本に多い、セミナーの広告のようだったが。

加速成功—願望を短期間で達...

オイラの法則!—とびきりの...

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『アフターダーク』を読み終えて

「やれやれ」。暗やみの中で僕は自分が存在していることを確かめようと、そうつぶやいた。
これは僕の中のある部分に触れられると、僕の中の何かが思わずそうさせるのだ。

...という感じ。以下感想。
最初にいろいろネタを出したのに、何か途中で急に終わった感じがした。よってすごく消化不足の感じがしている。また今までの村上春樹の文体でないので、保守的に捉えるとそれを楽しみにしていた者にとってはいまいちだし、前向きに捉えても急に途中で終わった感じがする分、新たな境地を切り開こうという意志も感じられない。

また出版社の意向で「25周年記念」と大々的に言われているが、というわりには新たな局面をちらっと見せてくれただけで村上さん本人も消化不足だろうとの感じがしている。なんか25周年に合わせて無理やり出版した(出版させられた)という感じさえする。

続編が出るならわかるが、今のままではこの現実を受け入れるのに大変な努力が必要だ。

「やれやれ」。僕はこの後、どこに向かえばいいのだろうか。

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『アフターダーク』読み始め

いよいよ9/7発売。台風接近で早く帰宅したので本屋に寄って早速購入し読み始める。

現在70ページくらいまで読み終わる。感想としては、今まで語り手が「僕」だったのが「私たち」になっている。また2つの流れを交互に進めていくパターンは相変わらずだが今後が楽しみ。

アフターダーク

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「アフターダーク」予約開始

村上春樹の新作で9/7発売。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062125366/ref=amb_left-1_110767_3/250-9708347-9773038

『「夜明けまでには、まだずい分時間がある。」作家デビュー25周年を飾る書き下ろし最新作。』とのこと。
Amazonで予約開始。

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『「成功」を呼び込む9つのマス』

マンダラートでおなじみの今泉浩晃さんの本。本の帯には「『考具』で紹介された問題解決法」と書かれており、『考具』で再びクローズアップされたタイミングに出版を合わせた感じ。

マンダラートと言えば、懐かしのNewton(今もMP2000UPG & eMateを動態保存している)で使ったきりだったが、自分も『考具』を読んで懐かしくなり、たまに紙に書いている次第。でも自分はマンダラートよりはマインドマップの方が自由に書ける分、合っているかな。

「成功」を呼び込む9つのマス

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「お金と英語の非常識な関係」

神田昌典さんの新刊。上下巻というボリュームだがタイトルで思わず購入。
上巻は良かったが、下巻は少し英語のテクニックの話になってしまい、全体として散漫な感じで終わってしまったかなという感想。
まあそれでも所々に有益な情報があって楽しめた。

お金と英語の非常識な関係(上)

お金と英語の非常識な関係(下)

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「戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する」

その後ゲーム理論の本を何冊か読んでみた。読みやすさ・面白さでは逢沢明さんの本だが、この「戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する」という梶井厚志さんの本は、久々に格調高い文章に出会ったという感じだ。更にゲーム理論の例というより読み物としても面白かったので大満足。

戦略的思考の技術—ゲーム理論を実践する

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「ゲーム理論トレーニング」

最近ゲーム理論に興味がある。ゲーム理論と言うと、情報処理技術者試験によく出るミニマックス戦略程度しか知らなかったが、本屋で逢沢明さんの「ゲーム理論トレーニング」が目に付き、それから少しはまってきた。
「戦略」ほどとんがったものではなく、俗に言うゲームのような軽いものでもない、でも物事を考えていく上でヒントとなる、それがゲーム理論だと思う。そしてこの本はわかりやすくて面白かった。他にも読み進めていきたい。

ゲーム理論トレーニング

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「ジェームス・アレンの法則」

最近なぜかジェームス・アレンがブームになっているようで、数社からタイトルを変えて、日本語訳を変えて、編集して出ている。
アレンの著書は単なるノウハウ本でなく、物事の本質をついた内容なので結構好きで何冊か読んでみたが、日本語訳だと訳者の思い込みや出版社の売るための意志が含まれるため、英語で読んだほうがもっと本質的なことが書かれているのだろうなという気がしていた。
そんな時に出会ったのが「ジェームス・アレンの法則」。内容は代表作である"As A Man Thinketh"で、英語と日本語訳を両方つけた内容でかつ千円というお買い得な本だ。As A Man Thinketは三笠書房の知的生き方文庫の訳(「すべて、思いのまま!」7つの黄金法則)で読んだが、今年の夏はこれを英語・日本語でじっくり読み込みたいと思う。
PS.今気付いたが、他の本は「ジェームズ・アレン」、この本は「ジェームス・アレン」となってる。

ジェームス・アレンの法則

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『成功者の告白』

神田昌典さんの本。最初本屋で見かけた時は単なる経験談・ノウハウの本かなと思ったが、Amazonであまりに評判がいいので購入し、300ページを2時間で読んだ。
ザ・ゴールのようなビジネス小説だが、読んだ後に少しジーンと来るものがあったし、いろいろ考えさせられた。
また自分はいままで松下幸之助氏は哲学者のような経営者だと思っていたが、経営者こそ哲学が必要であることを痛感した。
自分を知るということは難しいし、やはり重要だ。

成功者の告白...

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『はじめて考えるときのように』

論理学で有名な野矢茂樹さんの本。挿し絵も多く読みやすい。
一番心に残ったのは、自分の中で「考える」ということは考えているのでは無くて「思っている」ことだと。
そして頭の外へ出して、観察して手作業していくのが「考える」ことだと。
これはナレッジで言う表出化・形式知化に繋がっているなと思った。最近なんかこの辺を突き詰めたくなっている。

はじめて考えるときのように

はじめて考えるときのように...PHP文庫

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『山口英文法講義の実況中継』

最近は英語の勉強はTOEIC目当てばかりだったが、会社の人より、英語と日本語の構造の違いを考えて英語を読むとおもしろい、それには大学受験の参考書が役に立つということで、Amazonでも評判のいい山口さんの本を買う。
この手の社会人向けの本は平気で2000円以上するが、この本は2分冊とは言えそれぞれ1000円で安く感じる。中身も講義調でとりあえずは取っつきやすい。今週末で一通り読む予定。
今までTOEIC向けの英文法の参考書は、これもAmazonで評判のいい長本さんの急所・鉄則本で勉強していたが、たまには大学受験用の参考書を読むのも新鮮でいい。

NEW・山口英文法講義の実況中継(上)
NEW・山口英文法講義の実況中継(下)

TOEIC文法急所総攻撃
TOEIC文法鉄則大攻略

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『「図解」思考は現実化する』

今は冬休み中だが2日間は会社で、それ以外も自宅で少し仕事あり。今日は息抜きで本屋に行ったらタイトルの本があったので購入。
昔、数冊の分厚い本で読んだエッセンスが抜き出されたもので、今改めて見るとイメージトレーニングの部分はマーフィーの教えに似ていると思った。
今日は大みそか。元旦はイメージトレーニングして1年の計を迎えてみよう。

「図解」思考は現実化する

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