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iTunes Matchを使い始めた

5/2に急に iTunes Matchが日本でも開始された。以下感想など。

・自分は対象が12,000曲でマッチしたのが6,500曲くらい。セットアップ中に何度も止まってやり直した結果、1日半かかってようやくセットアップが完了。セットアップが止まったように見えるためActivity Monitorでネットワークを監視するのがポイントのようだ。またステップ2のマッチング中によく止まるが、実際はステップ3のマッチング対象外のファイルをアップロードしているようなので、Activity Monitorでネットワークのアップロードが動いているなら放置しておいていいみたい。
・マッチング結果であるが、同じアルバムの中でマッチングしている曲しない曲がある。また再度CDからApple Losslessでリッピングしても状況は変わらず。音楽ファイルの波形も見て判断しているそうなので、そのロジックが変わらない限りは強制的にマッチングさせるのは難しそうでかなり残念。
・当たり前の事だがiTunes Matchに切り替えると母艦のMacではなく、iCloudの方と同期する。だからiPhoneで使う場合はiCloudからダウンロードして聞くという考え方に変えないといけない。言葉にすると本当に当たり前だが、今までと運用や操作が変わるので注意が必要である。
・オーディオブックは対象外だが、英語の勉強用に作っていたプレイリストはそのまま残らず更にiCloudにもアップロードされずで、結局プレイリストだけ存在してその中のオーディオブックファイルが無くなって使えなくなってしまった(母艦のMacのiTunesで見ると同じプレイリストがなぜか二重にできている)。バグか仕様なのかよくわからないが、とりあえずはファイルの種別をオーディオブックからミュージックに変えて回避した。要は英語の参考書についているCDように細かくチャプター分けされたものではなく、チャプター無しのファイル1本で使うのがオーディオブックであるという前提のようだ。

全体を見ると、iPhoneからでも(家の外でも)自分のiTunesライブラリ全てから音楽を選んで聴く事ができる、更には昔の128Kbpsのファイルも256kbpsの品質で聞く事ができる、ライブラリのバックアップとしても安心という大きなメリットがあるが、考え方や操作、運用を変えないといけないのが少し負担になりそう。まあそれもすぐに慣れてしまうかもしれないが。

そして今までiPhoneでミュージックアプリを使うとプレイリスト関連やアーティストの写真等で、何かそれまでに無かった不審な動き(変にネットワーク接続しているとか)をしているように感じていたが、今回iTunes Matchを使ってみて、全てはこのためのものだったのかとわかった気がした。

もちろん自分としてももう後戻りはしないので、素晴らしい音楽体験ができるようにこのまま進化してほしい。

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『女のいない男たち』の感想

「フラニーとズーイ」に引き続き、村上春樹の9年ぶりという短編集「女のいない男たち」を読む。

・「ドライブ・マイ・カー」はみさきにもう少し動きがあるかなと思ったら、急に終わった感じを受けた。もう少しみさきと家福とのやりとりがあったほうがよかった。
・「イエスタディ」は木樽の存在がおもしろかったし、16年後に話が飛んであの人はその後と振り返るところが、自分が村上小説に期待する部分でありこの短編集の中で一番良かった。
・「独立器官」は人間はこう変わるものなのかと、少しむなしくなる話だった。
・「シェエラザード」は面白かったが、これも途中で連絡係の女の昔話が終わってしまい、もやもやした感じを受けた。
・「木野」は後半の怪しい雰囲気と逃避が「ダンス・ダンス・ダンス」のような村上春樹全開で、なかなか良かった。
・「女のいない男たち」は今回の短編集向けに書き下ろしだそうだが、これも村上春樹全開でおもしろかったが、もう少し長くてもよかったかなと思う。

自分は「ノルウェイの森」や「国境の南、太陽の西」の頃が好きなので、村上春樹のここ20年間の長編は中身が現実離れしてより難しくなっており、少しついて行けない部分がある。しかしそれと比べて短編集は冗長にならずにまとまっており、今回のも「時間が経過することのむごさ」「昔あったものが今は無くなってしまったという喪失感」に満たされており、とても面白かった。短編集の中でもお気に入りである。

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